部活経営で困っていること&今の取り組み
3月に赴任先の校長先生のところへ挨拶に行った時のことです。
「体育の人だから部活はなんでも指導できるよね。多分バスケ部の顧問をしてもらうから」
「んー、なんでもできるわけないでしょ」と口が滑っても言うことができず、、、
結局、4月から女子バスケ部顧問としての教員生活が始まりました。
4ヶ月間、顧問をやりましたが、
正直、本当に大変だなと思いました。
知らないスポーツを急に持たされることもそうですが、
今までの先生のやり方と私がのやり方が180°違うので、徐々に生徒に伝えていく方法しかありません。
今までは、日本の部活指導によくありがちなトップダウン
トップダウンの中でも強烈なトップダウンな指導だったそうです。
教師がそうであるために、生徒にもその考えは映ります。
例えば
- 1年生が、準備を徹底的に行う。(先輩のシューズを部室から持ってくることなど細かいところまで)
- 練習中に声が出ていなかったら、出すまで指導する。
- 1年生が先に集合して、一年生だけで練習準備を行う。
この状況に対して私は疑問しかありませんでした。
大学まで週6で練習をやっていた「THE 体育会系」の私だからこそ、
このやりかたはよくないと思いました。
私の部活経営の思いとしては、
- 上級生が下級生に魅せる(声、準備、練習態度など、)
- 練習の準備に関係なく、集合時間は全員で揃える
- 自分のことは自分で行うこと(先輩だからやってもらうはNG)
そう、私がやりたいと思う理想はボトムアップ
下級生と上級生が協力してチーム作りを行っていけること
生徒が中心となり、教師は正しい知識を伝えるなど生徒が進みやすい知恵を与える
この考えの違いから少しずつ生徒との関係が悪化していきました。
入部したばかりの1年生、まだまだ声は出せません。
今までなら、「おい、声出せ❕」と教師が指導していたと思います。
私は、まだ伸び伸びできる状況じゃないし仕方ないと思い、優しく声かけをしました。
声を出させるためには、恐怖ではなく本当に声を出さないといけない状況を作ることや、声を出さざるをえない練習を考えることが教師のできることだとも思っています。
私が一年生に対して指導をせず、声が出ていない2年性に指導していると
「なんで2年生だけなんですか、1年生だって声だしてないですよ」
と言われました。
今までの指導との違いによるすれ違いがここから徐々に始まっていきました。
すれ違いを解消するために私が取り組んでいること
1.とことん話をすること
練習が終わった後に、1時間ほど残って生徒と雑談をする。
生徒は、「先生、1年生が好きだよね。私たちのこと嫌いだよね」と言ってきます。
もっと見て欲しいといっている合図だと私は思っています。
そんな中で、2年生の話を聴きながら私の思いを少しずつ伝えていっています。
2. 交換ノートをすること
考えていることやみんなの前では言えないことをノートを通して会話します。
バスケの戦術のこと、今のチームへの悩みなど内容は問いません。
この2つを夏休み前から取り組んでいます。
徐々にチーム状況をよくしていけたらいいと思います。